mike-neckのブログ

Java or Groovy or Swift or Golang

github actions で GraalVM でつくったネイティブアプリケーションを GitHub リリースする

date コマンドを使うときにいつもググって調べるくらいの unix 音痴で、 Java の JSR310 ならすぐできるのにと思うことが多いので、そのようなコマンドを作ることにしました。

github.com

機能はまだ作り込んでいなくて、まずはフォーマットを指定できるだけです。

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対応 OS は LinuxMac OS X です。 Windows でも Windows SDK 7.1 の環境を整えればビルドできます(参考は こちら)が、 github actions で環境を整えるのが難しそうだったので、github ではリリースしていません。

なお、Mac OS X 版はサインしてない野良アプリなので、初回の起動は「Mac 野良アプリ 起動」でググったら出てくる Apple の未署名のアプリの起動方法みたいなページを参考に起動してください。


本題に戻ると、公式の actions を使いこなせばそれほど難しいところはありませんでした。

github.com

github actions のワークフロー概略は次の図のとおりです。

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ポイントとしては、

  • タグに付き一つしかリリースを作れないので、 create-release は最初の Job で実行する
  • create-release をしたときの結果である release_id(未使用) と release_url を artifact として upload する
  • 各 OS の job では、最初の Job の artifact である release_url をダウンロードしてビルドしたバイナリーを upload-release でリリースする

です。

Golang のように、一つの OS ですべてのバイナリーをビルドできないので若干手が込んでいます。

また、 GrallVM のセットアップには DeLaGuardo/setup-graalvm@2.0 を使っています。これは比較的高速にセットアップされるのでこれと Gradle graalvm-native-image プラグインを使うと native-imageを作るときにに GraalVM をダウンロードする仕組みよりも高速にビルドできます。

github.com

plugins.gradle.org