表記のとおりです。
この本全体として
- リレーショナルモデルの徹底・限界
- NULLの撲滅
- 矛盾をとにかく避けること
というテーマが一貫されている本だった。
リレーショナルモデルの徹底というのは、結局のところ矛盾を避けることなのだが…
その中で、実際のアプリケーション上、どうしてもリレーショナルモデルと相性が悪いモデル(時系列データ、グラフデータ、キャッシュ)といったテーマをどのように実装していくかというアイデアも提出されていた(正しい回答ではない)。
本書籍を元にデータベースひいてはアプリケーションをどう設計していこうかというスタート地点を提示する本であり、データベースを用いたアプリケーション(まあ、普通のアプリケーションはデータベース使いますね)を構築する・運用する際に都度原則に立ち戻るのに良い本ではないかと思う。
惜しむらくは、書籍の発売が延期されたこともあったためか、誤植とか図表の番号がずれていたりとか、そういったあたりのチェック漏れがあったことでしょうか。
個人的には1〜5章、14章あたりは熟読するとよいかと思いました。
おわり