gradle,org に何か異変っぽいものが起きているらしいです。
Gradleさんどうなってしまったの https://t.co/L1ssx97cY4
— Yasuharu Nakano (@nobeans) 2015, 10月 26
僕も昨晩確認してみたところ、こんなページになっていました。
@saba1024 なんか、直ってた pic.twitter.com/aA7ebZzNlG
— Shinya Mochida (@mike_neck) 2015, 10月 26
何だろうと憶測で思いを巡らすのも面倒なので、聞いてみました。
で、マーク・ビエイラさんが「Gradlephant」(gradle象)と「Build Happiness」について知りたかったら、読んでねと紹介されたのがこちらのページ。
簡単に訳してみましょう。
gradle.org あるいは gradle.com に訪れたらお気づきかもしれませんが、象さんと鳥さんのマークと新しいフレーズが目に入っているかもしれません。もちろん、不思議に思うことでしょう。ここでは二つのお話があります。
- Gradle Inc. (これはこれからの会社のことです)
- Gradlephant, 新しいロゴ・マスコットです。
Gradle Inc.
Gradle Inc.はかつて「Gradleware」と呼ばれていた集団です。これはハンス・ドクターとアダム・マードックが出資する同じ会社で、今後彼らはGradle Inc.のCEOおよびCTOになります。まず、強調しておきたいことですが、特に何も変わりはありません。ひとつ前進したことと言えば、チームとして成長し続けていて、新たなコアとなるGradleエンジニアを増やし続けるということです。実際に私たちは人を募集しています。
Gradle Inc.はより多くのリソースを割り当ててオープンソース・ソフトウェアへのコミットをますます強化していきます。また、シリコンバレーにある企業、LinkedIn、NetflixやGradleオープンソースプロジェクトに力を注ぐ他のパートナーとの関係強化を継続していきます。
Gradleが信頼と一貫性のある証拠をお見せしましょう。2010年12月19日にGradle0.9をリリースしてからのリリースです。ご覧のとおりGradle Inc.(かつてのGradleware)は規則正しくGradleのリリースを行ってきました。そして今後もそのようにし続ける予定です。実際にGradle2.9を現在作成している最中です。
Gradlewareでも行ってきたように、Gradle Inc.もGradleの開発、配布、トレーニングやサポート、コンサルティングといったサポートを提供していく予定です。
Gradle Inc.の新しい象は我々の会社の使命、プロダクト・ポートフォリオと関係があります。Gradleは現在「Build Happiness」というモットーを掲げています。このモットーについては後ほど説明します。Gradle Inc.の使命はソフトウェア開発およびデプロイ(DevOps)の自動化技術によってソフトウェア産業を改善していくことです。
この使命のために、オープンソースGradleの完全な補完(訳注:英語力なかったので原文「perfect compliment」をうまく訳出できなかった)サービス、Gradle.com SaaSサービスを立ち上げる予定です。是非確認してみてください。 Gradle.com beta
Gradlephant
GradlephantはGradleの新しいロゴ・マスコットです。
おそらく彼を我々のモットー「Build Happiness」の象徴とするには違和感を感じられるでしょう。Gradleではビルドはしばしばイライラのタネになることを理解しています。というのも、多くの組織のビルドにおいて、非効率なものが多く、壊れた側面があるからです。その結果、混乱し、開発者は長時間拘束され、開発フローや生産性の低下を招き、しまいには開発者のモラルの低下、メンバーのモチベーションの低下に至ります。この最悪な生産性の低下にはこんなものもあります。
おそらく、これだけではないでしょう。これらは「ビルド地獄」と我々が呼ぶものです。この象さんはビルド地獄の中でこれらの問題が発生するのをどうにか抑えつけようとしているのです。そしてこわれた #S@&%*!をなんとかしようとするプロセスこそが「Build Happiness」への始まりなのです。
というわけで、Gradlephantは非常に働きものな動物です。そしてよくないプロセスやシステムを壊そうとします。そしてお気づきでしょうか?この象さんの近くに鳥さんがいることを。これは象は「Build」を、鳥は「Happiness」を象徴しているものだからです。時々、象さんだけしかいないシーンがあります。「象さんだけ、鳥さんいない」という絵は、泣きたくなるような努力が求められ、幸せなんかまったくない状況を表します。
Happiness
Gradle Inc.が「Build Happiness」について語る時、「Happiness」について明確な定義があります。「Build Happiness」は次の三つの要素の結果であると確信しています。
- 楽しさ
- フロー
- ミーニング
「楽しさ」というのは最も重要で、Happinessの持続した形態です。残る二つの要素はフローとミーニングです。
ミーニングには特別な定義を与えています。我々はこれを自分の強みを発揮して、自分よりも強大なサービス(プロジェクト)にて自分の強みを強化することとしています。
一方のフローは、こう定義します。自分のスキルで適切なレベルの問題に挑戦する没入感による生産的な感覚と。十分なちゃれんじでない場合には飽きてしまうだろうし、無理なチャレンジは不安に終わる。このフローというのは開発者の生産性にとって重要なものであると考えるし、フローを復元することが技術力管理の重要な責務であると感じている。
開発者のために我々がコミットしたフローは開発者が速いコンピューターで経験しているフローと同じものです。ソフトウェアの動作が機敏であるのを見るのも、子供のようにデバッグするのも同じフローの状態です。フローというのは、あなたたちをソフトウェア開発に導いた楽しさそのものです。
ビルドというのは議論の火種でもあるし、悪態を生み出すかもしれないということを我々は知っています。殆どの人がビルドをすんなりと終わらせたいし、チームがそのことに気をかけることを望んでいません。そんな彼らの成果のために我々はツールをよりよくしています。
フロー、パフォーマンスそしてHappiness
まず、開発者たちが高速なビルドを望んでいることを我々は認識しています。速いビルドこそが開発者のフローを維持するために不可欠であることも理解しています。開発者はコードの変更の結果やプロダクションのリリース時期をできるかぎり速く知りたいでしょう。また、同時にコードの変更がプロダクションに反映されるという退屈な作業が自動化されるのを望むでしょう。
もちろん、我々はビルドがまだ十分に速くないことを課題として認識しています。それこそがGradleデーモンやインクリメンタルビルド、その他並列化、キャッシング、その他のありとあらゆるテクニックを通じて、Gradle Inc.がパフォーマンスの改善を続ける理由です。我々はGoogleのAndroidチームと共にAndroidのビルドが爆速になるように協調しています。
Gradleはすでに他のモダンなビルドツールよりも速いと自負していますが、まだまだなすべきことが山のようにあります。我々はGradleをGradleでビルドしているからこそ、Gradleのリリースを早く行えるわけですし、我々は次の六ヶ月にパフォーマンスの改善に取り組みます。
謝辞
我々はGradleコミュニティが数年我々に関心を払ってくれたことに感謝しております。我々にはGradleに貢献してくれる献身的な方々、600を超えるプラグインを開発してくれる方々や、ディスカッション・フォーラムで貢献してくれる方々、もちろんプルリクエストを送ってくださる方々に恵まれております。
ところで「gear」はどうするの?
慣れ親しんだ「オリジナルGradle」ロゴがあります。(これを「OG」と呼ぶことにします。)
我々は我々のルーツたるこのロゴのサポートを続けます。続けます。このOGロゴをフィーチャーした数量限定のシャツを作るかもしれません。是非、OG Gradleロゴの入ったものに興味があれば我々にコンタクトしてください、ただ、たくさん作ることができませんし、数量は限定されると思いますので、ご了承ください。
以上、翻訳して紹介していい?って確認してるけど、先に公開してしまった。後で後悔してこの記事は消すかもしれませんし、どうなるかわかりません。