mike-neckのブログ

Java or Groovy or Swift or Golang

JJUG CCC 2016 Fall に行ってきた #jjug_ccc

表題のとおりです。

www.java-users.jp

以下、参加したセッションの独断と偏見によるレポートです。


Prepare for Java 9 : Java9に備えよう

Java9先取りのセッションです。

  • Jigsaw
  • Kullar
  • 非互換情報
    • ファイル/ディレクトリ構造が変わる話
    • プロパティファイルの読み込みがデフォルトでUTF8に(今更)なるよ(ライブラリーでいい感じにしてるやつ死ぬよ)
    • JVMのログのフォーマット変わるので、このままだとパーサーは死ぬ
    • _ という名前は禁止になるのでHadoopは死ぬ
    • ほか

あ、うん、まあ大体知ってた

資料公開されてた

www.slideshare.net

SIreもはじめる、わたしたちのDevOps

しょぼちむが黒初のロングになってて、美人になったなーと思ってた束の間、「I have Dev, I have Ops. Uhh DevOps」と歌いだして、

でした。

内容的にはDevOpsを実現していくにあたってのエンジニアのスキルセット/マインドセットなどが訴えられていました。

  • 変化に強くなる
  • 自分の強みを見出す

エンジニアとしてこのあたりは常に見つめていきたいところとのこと。

資料公開されてた

www.slideshare.net

docs.com


先取りElasticsearch5.0ハンズオン!

Elasticsearchをさわろうさわろうと思って重い腰が上がらないマンなので参加。

以前に大谷さんに教えてもらったときとほぼ同じ内容でした。多分、これは自発的に触らないと覚えられない。


JVMのトラブル解決のためにやったこと -- メモリー/スレッド

GC/スレッドモデルの復習とツールおよび実例の解説です。

スピーカーはJavaだけでなくpythonのメモリ管理についても詳しく、これまでメモリで苦労してきたことが伺えました。

しかし、それらの知識/経験がすべて口頭で語られるだけでお世辞にも理解しやすいとは言い難いものでした。また資料は見出し/何の加工もしてないスクリーンショットだけで、GCやスレッドの初学者が学び始めるには情報が少なく、GCやスレッドのことを理解している人には満足できないのではないかと思いました。さらにセッション自体の目標が曖昧だったのももったいないという印象です。

JPAとDDDの関係で僕が思っていること

JPAとDDDについて、openGL-8080さんが考えてきたことが丁寧にまとめられていました。

  • DDDとJPAの関係
    • DDDのレイヤーをシンプルなDBライブラリーで実現しようとすると途端に難しくなる
    • JPAのマネージドオブジェクトのライフサイクルが難しいのは、DBのテーブル/SQLから理解しようとしているからで、DDDの観点から考えるとDBの内容があたかもメモリ上のコレクションと同等に扱えるように見える。
  • JPAの実装の違い
    • RI(Eclipse Link)での動作とJPAの仕様がすでに異なっており、RIで動くからといってそれが仕様だと誤解するとハマる

資料公開されてた

qiita.com

Featherweight JavaやGroovyの漸進的型付けについて

これは悔しいけどあまり理解できなかったです。

Javaの記述を形式的に扱うことによって、型を解決する的な問題だと思うのですが、この認識すら誤っているかもしれません。FJ(Featherweight Java)の考えを元に小田好き先生が考えてScalaコンパイラーが生まれてきたとかなんだとかということらしいですが、これも僕の聞き間違いかも…

まあ、FJ?の?型のことについて聞いたときに、Groovyの def のことかと思ってたら、実際に def のことだったのが唯一の救いでしょうか。まあ、ちゃんと知りたければ論文嫁ということですね。


その他、何人かの方と「はじめまして」しました。

昨年のJJUG CCC Fallは失意の中でのアレでアレだったし、今年のJJUG CCCのSpringは生活拠点がアレでアレだったことを考えれば、少しは進歩してるなという感じです。

おわり