swift-nio-ssl に PR を出して早7ヶ月、もはや Swift を忘れた頃に、「ごめんごめん、完全に忘れてた。最新の状態にあわせてくれれば取り込むよ」と言われて、準備をしようとしたところ、 swift-nio-ssl が使っている Swift Package Manager のバージョンが 5.0 にあがっていて、SwiftPM の 5.0 が使えるようになるまで途方に暮れたので、そのメモ。多分誰にも需要がないことであろうと思われる。というか、こんなブログに辿り着くよりも、GitHub の Swift Package Manager リポジトリーにアクセスしたほうが早いぞ。
まず、 こちら より、 Swift Package Manager 5.0 の develop バージョンを入手して、インストールします(画像省略)。
次にインストールされたディレクトリーを確認します。
$ ls /Library/Developer/Toolchains/ swift-4.1.3-RELEASE.xctoolchain swift-5.0-DEVELOPMENT-SNAPSHOT-2019-02-28-a.xctoolchain swift-4.2.1-RELEASE.xctoolchain swift-latest.xctoolchain
インストールされたディレクトリーの Info.plist
の CFBundleIdentifier
の値を読みます。
$ /usr/libexec/PlistBuddy -c "Print CFBundleIdentifier:" /Library/Developer/Toolchains/swift-5.0-DEVELOPMENT-SNAPSHOT-2019-02-28-a.xctoolchain/Info.plist org.swift.5020190228a
この値を環境変数 TOOLCHAINS
に指定すれば、 Swift Package Manager はインストールされたバージョンを使うようになります。
$ export TOOLCHAINS=org.swift.5020190228a $ swift package --version Swift Package Manager - Swift 5.0.0 (3a57975e) $ swift --version Apple Swift version 5.0-dev (LLVM 3207a50965, Clang 107de882f4, Swift feacc3fd31) Target: x86_64-apple-darwin18.2.0